
2月のソーシャルシネマ上映は『リペアカフェ』でした
私が子供の頃は、ものが壊れたら直すのが当たり前
いったいいつ頃から、壊れたら新しいものを買うようになったのでしょうか?
調べてみると、予想通り、戦後の高度経済成長時代からでしたが、
単純に、戦争が終わって豊かになったからという一言では済ませられない
深い背景がありました
敗戦直後の日本は、物がない、食べ物がない、家もないという世の中
この「欠乏体験」が強烈過ぎて、「ある」=幸せという価値観が形成されていきました
1960年代になると、テレビが普及します
そこに映る「明るい家」「新しい家電」「笑顔の家族」が
「これが幸せです」というモデルとして刷り込まれていく
逆に、これがないと「遅れている」という空気まで生まれます
そこに加えて、終身雇用で会社が守ってくれる社会の中で
「給料はまた上がる」「買っても大丈夫」という安心が生まれます
自己表現も「何を持っているか=どんな人か」というものになっていきます
つまり、私たち日本人は
ものを求めたのではなく、安心を求めたということ
戦争で壊れてしまった「安心」を物で埋めたかったのです
そして、いま大量消費社会にノーが言える時代になってきました
私たちはこれからどこへ向かうのでしょうか?
repairという語は、re(再び)+pair(組み合わせ)ではないか
これは正確には誤りなのですが、それでも考え方としては悪くない
リペアカフェに映し出されていたのは、
「元に戻す」よりも「もう一度つながれる形を見つける」姿でした
リペアによって
・そのものと共有してきた時間がよみがえる
・修理してくれた人との信頼関係が生まれる
日本には「金継ぎ」という素晴らしいリペア技術があります
こうなると「修復」というよりは「再創造」
壊れたからこそ新しいいのちが誕生するわけです
リペアカフェを、自分の地元でもやってみたい!
きっと近所のおじいちゃん&おばあちゃんは
とても優秀なリペアマンになってくれるはず!!
次回の上映は3/25水曜『森を織る。』
日本の絹織物の服づくり――。
人と自然の壮大な共創を追った、感動のドキュメンタリー
服をつくる旅――それは、生命への祈りの旅。
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